宅地開発で近所が宅地造成された時に、地主さんの了解を得てドクダミを収穫しました。庭に植えている人は羨ましいです。ドクダミの薬効は解熱、解毒、抗炎症作用です。私は主に下剤として使っています。下痢が多いほど効き目が強いです。
日本では、6月ごろに白い花をつけます。この頃に収穫するのが、一番の良い時期です。この花をつけたドクダミを茶葉にすることによって、さらに効果が増すのです。是非とも、花が咲く時期に収穫しましょう。
妊婦は危険なので薬は飲めません。根はもったいないので来年まで残しておいて収穫しましょう。その後水でよく洗い、日光に当ててよく乾かします。次の写真は乾燥させたものです。
次に、調理ハサミでざっくりと切ります。
フライパンを火に掛けて、熱くなったところで良い香りが出るまで煎ります。フライパンから出します。油は必要ありません。
これが、出来上がった「十薬」です。これをステンレスやかんに入れてお茶にすると、薬効が少なくなります。土瓶(ドビン)と言って、土器のやかんが良いです。私は持っていないので、日本料理の土鍋で煎じます。土鍋に水と「十薬」を適量入れて、15〜20分ほど煮て、その後、予熱で放置します。
土鍋は、急に冷たい水などに入れると割れます。だから、気をつけて取扱いください。「十薬」のお茶は、「麦茶」とブレンドしても良いと思います。「麦茶」は、カフェインが無いので、「十薬」の効果を消さないからです。「十薬」のお茶を煎じた、茶葉を捨てずに、刻んで、食べるのも、薬効が有ります。手に入る方は、こうやって自然の薬草を十分に楽しんでみましょう。
私は、束ねたままのまだ、フライパンで、煎る前のものをビニール袋に入れて、長期保管しています。完全に乾燥しているので、かびたりすることもありません。
そうして、飲みたいときに束ねたままのドクダミをフライパンで煎ります。長く保管できるので、経済的にも良いものです。
雑草扱いのドクダミですが、身体に良いので、興味を持たれたら、作ってみてくださいね。
今回は、日本のどこにでも有る隠れたお宝。「十薬」のお話でした。たくさんの効能、「10」有る事から、「10の薬」と呼ばれています。

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